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インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち

『インテリジェンス=諜報、ではないことを明らかにした一冊』
 本書では先ずインテリジェントサイクルというものの存在(インテリ
ジェンスを望む人→どういった情報が欲しいのか→リクエストに応じて
収集→収集した情報を加工→加工された情報群を元に分析・検討・推測し
一定の答えを導く→望む人に提供→それを受け取った人はそこからさらに
必要なインテリジェンスを望む→これが延々と回り続けるのです)を
明らかにしています。

 そして、インテリジェンスを構成する情報は先ず2つに分けられる
(地形や人口等の)基礎情報と(兵器や駐屯地等の)常に変わる情報の
二種に。

 得る手段と伝達手段が限られていた過去では基礎情報が主になり
技術の発展により常に変わる情報がそれを左右する度合いが高まって
きた事実。そして20世紀の初めには物理的問題は基本的に解決したこと。

 が、技術が進化した故に、そして入手できる情報が増加した為、それを
処理・分析する仕組みが必要になったこと。

 ・・・等々を中近代、両大戦期&冷戦期、そして9.11テロ以降の各国家
(中近代はヨーロッパ、それ以降はアメリカ)の動きと重ねて述べています。

 インテリジェンスの重要性はもちろんのこと、それを得るためにどんな
過程を人類は辿ってきたのか、そしてそれがどこまで有効なのか&手の
届かないところは何処なのか?そんなことが学べる一冊です。

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