◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
慶応大学
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Z会 の使い方[PC版]

テレビジョン解体 (新記号論叢書「セミオトポス」)

『テレビ論の入門書としては秀逸』
「テレビ」とは何か、そのメディアとしての本質は何か、
を問う研究が、日本にはやけに少ない。やけに少ないどころか、ほとんど皆無に等しい。
これほどまでに、我々の日常がテレビに侵食されているにもかかわらず、である。
これは、果たして、研究者の怠慢によるのであろうか。
それとも、「テレビ」を研究対象とすることを阻害する何かしらの要因があるからだろうか。

この本は「テレビ」の本質を問うという点では、
なかなか網羅的にさまざまなテーマを扱っているし、一つ一つの議論もそれなりに面白いし、その意味では入門書であって良い本である。

ウンベルト・エーコのパレオTV/ネオTV論も扱われているし、
フランスのINAthequeについても紹介されているし、勉強になる。
TBSで製作・放映されたドキュメンタリー「ヒロシマ」をめぐる多様な議論も
結構白熱している(特に、桜井均の論文は面白い)。

テレビ論が今後、もっと深く展開されていくであろう際に、
この本は議論の導入としては使いやすいかもしれない。

次へ
戻る

検索するなら

TOP

(C)慶応大学